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【レビュー】西原宏一「シンプルFXトレード」



全部読み終わった後に実践後amazonのレビューも読んでみました。

amazonのレビューの内容を総合するとメルマガの宣伝目的とか使えないとか全体的に酷い評価をされています。


私個人的にはそういう印象を持たなかったので私なりのレビューをしてみようと思います。



【どういった書籍か?】
サイバーエージェントなどで相場解説をしている西原氏がFXをする時にどのような手法・考え方で取引しているかを書いた書籍です。内容のレベル的にターゲットは上級者ではなくテクニカル分析を学んだけれどなかなか結果に結びつかないFX初心者~中級者のデイ~スイングトレーダー向けです。


【各章について】
・1章
ディーラーから始まった彼の経歴について書かれています。
プロのディーラーの雰囲気を知ることができます。

・2章
GI24やマーケットウィンなどのニュースのトレードへの活かし方などが書いてあります。
例えば、最近良く耳にするGPIF(膨大な資金を運用する年金系のファンド)がポートフォリオを変更すると発表すると報道されたことで日経平均が13年10月~12月青天井の状態ですが、短期トレーダーの方々はこの上昇相場を取りこぼしているケースが多く目立ちます。
私自身もポンド円162円台で振り落されてしまいましたが、それでもドル円は99円で買い102円で売って300pips抜いていますし、ポンドも220pips程抜いていることはblogの過去記事を読んでもらえればわかります。
ターゲットはポイント&フィギュアで出しましたが、トレードを補強する要因となったのはこの2章のファンダメンタル分析です。
儲かっている個人投資家はテクニカル分析によるスキャルピングに偏重している傾向があるので、「儲からない」と切り捨てるレビューをしている要因はこの章が原因かもしれませんね。
私はもともと性格的に日足を用いたスイングトレードが得意で短期トレードが苦手なのもありますので、こういったファンダメンタル分析は肌に合いました。
年金という超巨大な資金を持つ機関が株を買っているのはニュースを読めばわかりますから、ドル円はショートしてはいけないという単純な話でレバレッジ抑えたスイングでもロングしてるだけで実際月利15%の大儲けです。
テクニカル分析は遅行性の指標であるのでトレンドが発生する前の初期の状態ではこういったファンダメンタル分析が生きます。

・3章
2章を補完する内容で、オプションを逆手に取ったトレードについて書かれています。
最近ですとスイス中央銀行がユーロに対して1.20の防衛線を張っていて、それならば1.20付近で銀行を後ろ盾にユーロ買いを入れようか?などの実践的なシナリオ作りのためのファンダメンタル分析について書かれています。
オプションのバリアを利用しての逆張りトレードはテクニカル分析も必要ありませんし実践したところ非常に効率がよかったです。
問題点として、よほど大口のバリアオプションでないとGI24などのニュースには情報が出回らないためトレードチャンスが少なく役に立つことが少ないこと、そういった一般のトレーダーに出回らない情報が欲しいならば西原氏のメルマガ(月4200円)が必要になることが多いことです。
メルマガの販促書籍と言われてしまうのはそういった事情でそこは否定できません。
私自身は書籍を買う前からメルマガを購読しているのでその内容と活かし方を補完できたため非常に役にたった章でした。
個人的には4200円程度はオプション状況などの知りえた情報を用いたトレードで十分元が取れますし、プロしか知りえない情報を得る手段は限られているためメルマガもお得だと思っています。
シグナル配信ではなくあくまでマーケットのアプローチの仕方のアドバイスですので、その辺りは注意しておく必要があります。

・4章
通貨ペア選び
2011~2012年にかけてのユーロ危機、今年のアベノミクス。
メルマガを読むと彼は前者は一貫してユーロオージーショート、後者は一貫してドル円のロングで攻めています。
結果がどうなったかはチャートを見れば一目瞭然ですね?
ファンダメンタル分析をした情報を元に通貨ペアを選ぶ手法が書かれています。
補完として年・月・時間ごとの癖についても書かれていますので初心者にオススメの章です。
上級者はロンドンフィキシングなどの特殊フローに注意することなんて当たり前のことかもしれませんが、経験の浅いトレーダーにとっては知らないことですし、そういった時間ごとの癖があるということを学ぶ入門編としてはいいのではないしょうか?

・5章
テクニカル分析。
トレンド系指標である一目均衡表とオシレーターのRCIを組み合わせて使う方法について書かれています。
中級者以上のトレーダーには常識的な内容です。
しかし常識であることとそれを実践で活かせることとは別物です。
13年10月~11月にかけての暴力的なクロス円の上げに対して押し目が見つからず入れなかった方はいませんか?
そういった押し目が見えない動きに対してオシレーターを使いうまく入る方法が書かれています。
この書籍を読んだ時がちょうどそういった相場でしたので時事的な幸運もあってとても役にたった章でした。
逆にスキャルピング派やテクニカル分析をきちんと勉強してる方にとってはあまり役に立つ章ではないかもしれません。
スキャルピング派はこの局面でもドル円をショートで入ってさえ膨大な収益をあげる技術を持っているのでしょうし一目均衡表は有名なのでネットで調べればわかる内容です。
神業のようなショートで収益をあげるのも素晴らしいですが、爆騰してるのであればロングして放置しておくのが安全で楽だと個人的は思います。

・6章
ディナポリについて簡単に書かれています。
デョナポリは90年代に活躍した超有名なトレーダーです。
そういう一流のトレーダーがいるということが紹介されているだけでも初心者~中級者には有益な情報だと思います。
さわりだけですのできちんとディナポリについて学ぶのでしたら別の書籍をオススメします。
ディナポリの手法はたくさんあって、その中のDMA(ずらした移動平均線の活用)や非常に優れた手法であるシングルぺネトレーションついて書かれています。
私は短期トレードが非常に苦手でそれはblogを読んでいただければ「よくこれだけ下手なトレードができるな」っていうのがわかるかと思います。(自慢できることではない)
それくらいのヘタクソでもこのシングルぺネトレーションを学んでからは短期でもそれなりに勝つことも増えてきました。フィボナッチを用いた損切りポイント・利確ポイントなども書かれていますので、どこに損切りと利確を入れていいかわからない、漠然と入れていたトレーダーにはぜひ読んでほしいと思います。
ディナポリが優秀なトレーダーであることを学べそういった手法があるということを知ることができたのはメリットです。
冒頭でも述べたように、この本だけでは内容としては薄いのできちんと学ぶならディナポリの専門の書籍を読まれることをお勧めします。
シングルぺネトレーションを覚えるだけでも勝てないトレーダーからトントンまで成長することはできると思います。(引出が少ないのは応用が利かないのでこれ一つというのはオススメはしませんが)
5章と6章は合わせて活用したいところです。
移動平均と一目のどちらを先に基準にするなどは私も研究中で、西原氏のメルマガの彼のトレード履歴やポジションから彼の考え方と合っているか答え合わせをしています。

・7章
資金管理や仲間、トレード日誌の重要性などについて書かれています。
直接トレード技術にかかわることではありません。
ただどんなに稼いでも退場した時点で終わりなFXにとって資金管理ってとても重要ですよ?
補足としてデマークの指標についても書かれています。
デマークは90年代を代表する有名なテクニカルアナリストで一般的なFX会社のチャートでは使えないので、この章の内容は初心者にはちょっと敷居が高くなっています。

【まとめ】
上級者には物足りないが安価にFXを総合的に学べる良著。
彼より優れたテクニカル分析を駆使するトレーダーはたくさんいます。
彼より優れたファンダメンタル分析をするトレーダーもたくさんいます。
資金管理についても同様でしょう。
収益に関してももちろんです。
ならばこの書籍は使えないかというと答えはノーです。
それぞれの分野についてもっと詳しい良い書籍はそれこそ星の数ほどありますが、トレードするにあたって必要なことを総合的に学べるという意味では初級者~中級者にオススメの一冊です。
この本の内容を最大限生かすには確かにメルマガはあった方がいいです。
西原氏のトレードは本当に本に書かれてるシンプルな方法でトレードしてることを確認でき、それを自分が実践した内容の答え合わせをメルマガを読むことでできるためです。
慣れてくるとメルマガが来る前に西原さんと同じポジションをとっていることもしばしば。
逆に上級者にとっては知ってて当たり前のことが書かれているだけですので物足りないかもしれません。
また、テクニカル分析のみでトレードする方、特にスキャルピングをメインとするトレーダーにはアプローチが根本的に違うので不向きです。
他にも安易に本一冊で勝てるようになりたい人にも不向きでしょうか。
ファンダメンタル分析は漠然としていて実際にトレードに活かすのが難しいですから日々の実践と検証は不可欠ですね。
ディナポリとデマークについてはこのレベルの本で触れるには敷居が高すぎるとも思ったのですが、初心者がこの本に書かれているテクニカル分析で収益を得られるレベルになるためのキモでもありますので、そこはちょっと頑張ってMT4を扱っている口座を開設してMT4の扱いを習得してほしいところです。
簡単すぎると叩かれまくってる一目&RSIの解説の5章ではなく、5章の内容で把握したうえで合わせて6章のディナポリと7章のデマークの内容を使いこなすことに意味があります。
5章だけではそこらのネットで転がってる情報とそれこそ大差がないのですから。

長くなりましたが参考になりましたら拍手やコメントを頂けると嬉しいです。

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テーマ : FX(外国為替証拠金取引)
ジャンル : 株式・投資・マネー

プロフィール

Author:tatsu@管理人
老後の資金を作るための情報を配信していきます。現在は裁量トレード、ミラートレーダー、トラリピをメインとしています。 トレードに役に立つ情報を配信できるように頑張ります。 励みになりますのでコメントお願いします。
YJFX!にてトレード成績を公開しています。
http://goo.gl/f1p68W

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